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洗浄剤を「残さない」ことから設計する洗浄水

精密部品・光学部品・医療機器・食品製造の洗浄工程では、汚れを落とす力と同じくらい、 洗浄剤そのものを残さないことが品質を左右します。還元ミネラルイオン水 ST-A は、 界面活性剤も防腐剤も使わず、水の物性で洗う工業用の洗浄水です。

洗浄工程で起きがちな3つの課題

界面活性剤の残留

洗浄剤が落ちたかどうかは、汚れが落ちたかどうかより確認しにくいものです。 すすぎ残りは、コーティングの密着不良や製品への持ち込みという形で、 後工程になってから現れます。

工程の多段化と排水処理

残留を抑えるためにすすぎ段数を増やせば、槽と時間と水の使用量が積み上がります。 界面活性剤を含む廃液は処理の手順も増やし、負荷が工程の前後に広がります。

素材への腐食懸念

アルカリ洗浄剤は洗浄力の一方で、アルミ・銅などの非鉄金属や光学面への影響が 気になります。素材を守るために洗浄力を妥協する、という選び方になりがちです。

ST-A で何が変わるか

ST-A はマイナスイオンを豊富に含むアルカリ性の水です。洗浄のしくみを物性の言葉で書きます。

界面で剥がす、という洗浄のしくみ

マイナスイオンが汚れと素材の界面に入り込み、汚れを浮かせて剥離させます。 界面活性剤のように汚れを包み込んで液中に保持するのではなく、界面で引き剥がす—— このしくみの違いが、洗浄後に残る成分の違いになります。

組成から「残さない」

組成はほぼすべてが水と、わずかなミネラル塩です。界面活性剤も防腐剤も使っていないため、 すすぎで管理すべき残留成分がそもそも少ない。多段すすぎを要求清浄度に合わせて 見直す余地が生まれます。

アルカリ性でも、液性は弱塩基

アルカリ性の液でありながら、液性は弱塩基にとどまり、腐食性の成分を生成しない設計です。 非鉄金属や光学面など、これまでアルカリを避けてきた素材でも検討の対象になります。

低い表面張力が細部に届く

一般的な水より低い表面張力が、微細な隙間・止まり穴・複雑な形状への濡れを助けます。 油分は乳化・分散のはたらきで扱います。

洗浄槽の運用

防腐剤を加えずに保管できる液の性質は、洗浄槽の液管理にも関わります。 交換サイクルを含めた運用条件は、検証のなかで確かめていきます。

ここに書いているのは液の物性です。洗浄の仕上がりは汚れの種類・素材・設備条件によって 変わるため、効果はサンプル検証で確かめる前提でご案内しています。

物性

液性 アルカリ性。液性は弱塩基にとどまる
表面張力 一般的な水より低い表面張力
組成 ほぼすべてが水と、わずかなミネラル塩
界面活性剤 不使用
防腐剤 不使用
腐食性 腐食性の成分を生成しない設計

数値データは承認済みのものから順次掲載しています。詳細な試験成績書はサンプル請求時にご案内できます。

安全性試験・保存・成り立ちを含む一次情報は、データで見る ST-A に1か所でまとめています。

導入の流れ

  1. ヒアリング — 洗浄対象・現行の洗浄剤・課題(残留・工程長・排水・素材)を伺います。
  2. サンプル提供 — 試験用の ST-A をお送りします。詳細な試験成績書もこの段階でご案内できます。
  3. 実部品での検証 — 現行工程と並走させて評価いただきます。希釈条件・温度・すすぎ条件など、 工程に合わせた設定をご一緒に詰めます。
  4. 本採用のご判断 — 検証結果をもとにご判断ください。継続供給の条件はこの段階でご相談に応じます。

よくある質問

アルカリ性と聞くと、アルミや銅への影響が心配です
ST-A はアルカリ性ですが、液性は弱塩基にとどまり、腐食性の成分を生成しない設計です。ただし素材・表面処理・洗浄条件の組み合わせは現場ごとに異なるため、実部品でのサンプル検証を前提にご案内しています。
超音波洗浄槽やスプレー洗浄機でも使えますか
水系の洗浄プロセスであれば、既存の設備にそのまま組み込む形でご検討いただけます。キャビテーションと併用する使い方も含め、設備の材質(ゴム・樹脂系パッキンなど)との適合は検証時にあわせてご確認ください。
洗浄後のすすぎ工程はどう考えればよいですか
組成がほぼ水とわずかなミネラル塩のため、界面活性剤系の洗浄剤とくらべて、すすぎで落とすべき成分が少ないのが特徴です。要求される清浄度は製品ごとに異なるため、すすぎ条件は実工程での検証結果をもとに設計することをおすすめします。
排水処理はどう変わりますか
界面活性剤・防腐剤を含まないぶん、廃液の処理設計は単純になります。ただし排水基準は自治体・事業所ごとに異なるため、ご使用の条件にあわせてご確認ください。
業務用のサンプルや資料はもらえますか?
各用途ページの下部にあるフォームから、サンプル・資料をご請求いただけます。用途と課題をお書き添えいただくと、ご案内が具体的になります。
原液のまま使いますか?薄めて使いますか?
用途によって異なります。原液で使う場面と、希釈して使う場面の両方があります。各用途ページの使い方の項をご覧ください。

その他の質問はこちら(共通FAQ)→

サンプル・資料のご請求

洗浄対象と現行の洗浄剤をお知らせいただけると、検証条件のご提案までが早くなります。

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